クリスティアーノ・ロナウドのプレースタイル

マンチェスター・ユナイテッド加入当初、周囲からの「ドリブラー」という期待に応えようとしたのか、シザースやエラシコなどを駆使した強引な突破が多く見受けられた。
しかし、当然そのすべてがチャンスや得点に繋がるわけではなく、持ちすぎる、玉離れが悪いなどの批判を受けた。
その後エゴイステッィクな面は徐々に改善し、近年はチームプレーを重視し、フィニッシュに絡むプレーが多くなり、得点を強く意識している印象がある。

フリーキックも代名詞的存在になり、独特の助走から繰り出されるシュートは超高速かつ不規則に変化しゴールキーパーをあざ笑うかのようにゴールネットに吸い込まれていく。
ディフェンスは絶対にロナウドに前を向かせないことを意識してプレーする。

なぜなら、スピードに乗せたらロナウド止めることは不可能に近いからである。
このことに関し、元日本代表監督のオシム氏は「クリスティアーノ・ロナウドはロナウドという名だから、いい選手なのではない。
50メートルのダッシュを何度も繰り返し、マークしている相手を先に疲れさせる。
」と言及している。
派手なプレーばかりに注目が集まるロナウドだが、単純に抜きにかかるのではなく、90分かけて相手を置き去りにするという優れた思考と、それを実践する豊富な体力の持ち主であった。