カンナヴァーロのプレースタイル

この男なしにカテナチオは完成しない。

イタリア代表ディフェンダー、ファビオ・カンナヴァーロ。

パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・ネスタと共に、世界最高のディフェンス陣を形成してきたカンナヴァーロ。

その実力は衰えるところを知らず、年齢を重ね、36歳になった今もなお評価を上げ続けている。

発達した筋力を生かしたパワフルなプレースタイルが特徴で、ヘディング、競り合い、タックル、スライディングのクオリティはどれも一級品。

フィジカルと鋭い読みを生かした1対1には無類の強さを誇る。

特に、相手選手の怪我もいとわない強烈なタックルは脅威である。

カンナヴァーロがナポリユースに所属していた頃、トップチームの紅白戦で練習であるにも関わらずディエゴ・マラドーナに対し容赦ないフルタックルを仕掛けた。

一瞬時が止まったかのように静まり返る周囲の人々。

しかし、マラドーナの口から出た言葉は「いいぞ坊主、その意気だ」。

常に本気でファイトするカンナヴァーロの姿勢を、サッカーの神は讃えずにはいられなかった。