アンドレス・イニエスタの名シーン

2008-2009シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝。

マンチェスター・ユナイテッドは、対するバレセロナの攻撃をどこで止めるのか、という果てしない問いに悩まされていた。

彼らの出した答えは、すべての攻撃の始まりであるイニエスタとシャビを封じること。

これに尽きたのだった。

結果は2-0でバルセロナの完勝。

ユナイテッドの選手たちは、イニエスタからボールを奪うことも、パスをカットすることも、身体に触れることもできなかった。

よって、高い位置で人数をかけてしまったユナイテッドの中盤は手薄になり、それを掻い潜ったイニエスタに一泡吹かされる羽目になってしまった。

かつてバルセロナで成功を収めたグアルディオラはかつて、シャビに対して「じきにお前は俺を引退に追い込むだろうが、気をつけないと、イニエスタがお前を引退に追い込むぞ。

」と告げた。

世界屈指のスタープレーヤーが集結するバルセロナ。

特に、中盤のポジション争いは激しい。

しかし、イニエスタは「自分にできる努力は全てこなしている。

これでダメならバルセロナでレギュラーポジションを取るのは不可能だ。

」と自ら言い放つほどの努力を重ね、最初こそ知名度にも押されて控えに回ることになっても、その後は必ず実力で自分の居場所を確立させてしまう。

バルセロナに加入してきた選手はみな、初めてイニエスタのプレーを間近で見たときに大きな衝撃を受けるのだという。